クラウドアプリのメリット・デメリット



クラウドのメリット

 

 

クラウドのメリットについてですが、まず個人向けクラウドの場合は、まず何と言っても「バックアップする必要がない」というのが大きなメリットになるでしょう。

 

一般的に家のパソコンやスマートホにデータを直接保存することになりますが、その機器が故障してしまうとデータの完全復旧はほぼ不可能になります。そんなことに備えて外部ハードディスク等にバックアップしている人も多いと思いますが、その作業自体も結構煩わしいものです。

 

しかし、クラウド上の「オンラインストレージ」なら、バックアップ作業はサーバ側が自動的にしてくれます。

 

次のメリットは、どこからでもアクセスが可能という点です。クラウドサービスはアカウントを作っておけば、特定のパソコンではなくてもいろいろな場所の端末からアクセスができます。SDカード、USBメモリなどを使っていちいち移し替えなくてもインターネットにつなげれば、複数の端末・ユーザーが共有して利用可能になります。

 

そして保存容量を気にしなくていいのも大きなメリットでしょう。スマートフォンやタブレット端末本体の保存容量というのはまだまだ充分ではなく、気づけば容量不足になってしまっていることもよくあります。それが、クラウド上の保存領域を利用するので心配無用です。無料の領域に制限もありますが、有料版なら容量を増やすこともできます。インストールや更新作業が不要なのも助かります。

 

企業向けクラウドの場合は、初期費用が少ないというメリットが光るでしょう。自社でサーバ&システムを用意すると、相応の初期費用(イニシャルコスト)がかかります。しかし、クラウドならその割合が小さくなります。

 

そして保守・管理コストも低減します。自前システムの場合は、保守・管理に人的リソースを振り分けなければなりません。それがクラウドならOSのアップデート、アプリケーションの更新作業なども管理会社が行うので、結果として保守・管理コストの削減ができます。